平成26年度 総会ならびに講演会を開催

活動報告

 平成27年3月29日(日)、午前10時30分より木島病院体育館(石川県金沢市松寺町子41−1)において、平成26年度石川県スポーツトレーナー連絡協議会(IST)の総会ならびに講演会が開催されました。冒頭、司会の西川理事(総務部)より会員総数130名、出席者61名、委任状49名となり会則に従い総会が成立する報告がありました。続いて北岡克彦会長より会員への日頃の活動に対する協力への感謝の言葉とともに、本会の会員状況、これまでの活動ならびに来年度より展開する活動に関して触れられ、平成26年度でまる4年を迎えた本会の総会が開会されました。
 田中理事(総務部長)より、平成26年度事業報告また平成27年度事業計画(案)が資料に沿って報告されました。宮川理事(会計)からは、平成26年度収支報告(中間)また平成27年度予算(案)の報告が資料に沿って行われ、拍手多数で承認されました。続いて田中理事より、資料に沿って会則の変更点の説明があり拍手多数で承認されました。引き続き田中理事より、女性アスリートや女性の観点から事業を考えることも必要であることが理事会で審議され、来年度より女性の理事に就任をしていただくことで決定された話がありました。理事会にて新理事として石川真依子会員が選任され、拍手多数で承認されました。平成27年度より新理事の就任する石川理事より挨拶がありました。
 会員の皆様のご協力により議事もスムーズに進行し平成26年度総会は閉会となりました。

 総会に引き続いて講演会(実技)が同会場にて午前11時~12時30分まで開催されました。講師には(公財)日本ハンドボール協会トレーナー部 部会長の高野内 俊也先生(JASA-AT、鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)をお招きし『ハンドボール女子日本代表のリオに向けての取り組み』と題して講演をいただきました。また、現役、高校女子ハンドボール選手をモデルとして、『股関節を中心としたフィジカルトレーニング』の実技指導を行っていただきました。
 講演では、ハンドボール女子日本代表“おりひめジャパン”と世界との比較や取り組み内容などが動画を交えながら分かりやすく解説されました。我々トレーナーに伝えることが多くあったようで講演時間を超過して熱くお話をいただきました。内容は“自分で考え、創造できる選手の育成”のため、そのビジョンを成功させるための要素として、プレイヤーズファースト、サポートスタッフとの連携、環境づくりを軸としたものでした。その中には、「代表チーム監督がトレーナーに求めるもの」「実践すべきトレーナーのロール」「今後のチームとしての課題」など競技の枠を超えて学ぶべき点が多くありました。
 実技指導では、“機動性の高い攻守を一試合、一大会を通じて継続的かつ有効に発揮するための、女子代表チームのフィジカルフィットネストレーニング”のほんの一部ですがご紹介いただきました。ポイントとしては、コンタクトフィットネス、スキルフィットネス、スピードエンデュランスがあり、これらをクリアするためには体幹・股関節の機能をあげることが重要であるということで、導入トレーニング、臥位トレーニング、荷重トレーニング、ヒットトレーニングをご紹介いただきました。時間があればじっくりとトレーニング方法を指導いただきたい内容でした。

 また、この講演会は本会の会員継続のための認定継続研修会の対象になっており、また、平成26年度IST認定スポーツトレーナー養成講習会の補講者のための単位取得講習会(補講)の対象としても開催されました。
 (報告:総務部 田中良和)

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